悪魔執事と黒い猫ｲﾍﾞｽﾄ Masquerade Jewel (2022.3月）感想（執事の誕生宝石も有）

2023/08/18 16:55

あらすじ
グロバナー家からの依頼で宝石商の護衛を頼まれた主様、テディ、ハナマル、ハウレス
ベリアンとともにヴェリスの海上の客船に乗り込むことに。客船内で「宵闇の虹」と呼ばれる奇跡の宝石のオークションが始まる。

✨大切なのは強さだけじゃない✨
悪魔執事になったばかりのテディ。
憧れの憲兵だったハウレスと剣の修行に勤しんでいる毎日。
マナー講習より剣の訓練をしたいとせがむが…。主様を守るために必要なことは強さだけでないと思うハウレス。テディに注意するよりも自分で気づいてもらいたいと思っていた。

子育て経験のあるハナマルが

親の背中をみて子は育つっていいますものね。

✨機転を利かせるべリアン✨
パーティ会場では貴族たちが噂話をしていて、悪魔執事やグロバナー家の偵察部隊について
何もできずに全滅するなんて役立たずだと好き勝手に言う貴族たち。それが主様の悪口に及ぶとテディは我慢ができずに「誤解を解いてくる」と静かに怒りながら貴族の方へ向かいます。その時、べリアンが立ちはだかります。

ベリアンもついに怒ってしまった？

このべリアンをみてテディは強さだけじゃなくて知識も大切だと学びます。

✨テディの活躍✨
客船内で敵が現れた時、テディが口上を述べて戦うシーンがかっこよかった！

名乗るだけでかっこいいなんてずるい！

✨勉強家のべリアン✨
主様に宝石のことを聞かれる可能性を考えて事前に書庫にて宝石のことを調べ
勉強していたべリアン。

付け焼刃であれだけ語れたらすごくない？

✨船の中で出てきた伝声管とは✨

伝声管とは、管の端に口を当てて話した声を他の端で聞き取るための長い管のことで、船舶、航空機、工場などで使用されます。電気的な通信ではないため電源を必要としませんが、現在では万が一でのバックアップの手段で残っている状態。昔の工場などでは、荷物運搬用のエレベーターの横に伝声管が設置され、荷物の上げ下ろしの際に階下の人とやり取りしていたとか。今では科学館などで展示されていることも多いです。音の伝わる速さは1秒間に約３４０ｍなんだそうです。

✨宝石について✨

宵闇の虹という首飾りは実際にはありませんが…。

ヨーロッパでは約三千年前から存在しているといわれています。ローマ帝国時代には宝飾文化が根付いていたといわれていますが、貴族の特権として使われていたようです。１８世紀ごろになってようやく一般の女性でも装飾品を身に着けるようになったといわれています。
日本では縄文時代から多くの装飾品が身につけられてきました。貝殻を使った首飾りや腕輪などがそうです。その後、明治時代になってヨーロッパ的なジュエリーが入ってきたといわれています。

✨「アレキサンドライト」✨
作中でベリアンが褒めていたアレキサンドライト。希少で硬く、美しさも備えた「皇帝の宝石」
ダイアモンド、ルビー、サファイア、エメラルドに次ぐ特別な存在と言われています。
アレキサンドライトの色は緑と思われていましたが、光を当てると赤に変化したため
クリソベリルの１種と判明。緑と赤はロシア帝国のシンボルカラーと言われていたことから
当時の皇太子アレキサンダー二世にちなんで名づけられたそうです。